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「ぴゅあえろ」 ZUKI樹/双葉社
「巫女の純情」が良かったので、購入。 冒頭からの四回連載の「白い恋人たち」と短編4本が収録。「白い恋人たち」がなかなか。留学生として日本の大学にいる姉の元へ訊ねてきた妹が、日本人の恋人といちゃいちゃしているのにむくれていたものの、最終的に姉に導かれつつ姉妹丼になるといった一話。もともとは続き物を意図せずにここで終わっていたのだろうけど、自分も姉の恋人にご執心となって再来日して、さらに男の実姉が出てきたりと、明るくまとまっている。ブロンドでスタイルの白人娘というのもなかなか良いが、なんでわざわざフィンランドにしたのだろう。単純にアメリカとかでも良さそうなものだけど。 恋人(姉)をそっちのけで妹とスクール水着だの体育着などのコスチュームプレイに興じたりした描写はあるけれど、実際にはスクール水着しかなくて少し残念。姉の方はセーラー服着たけど、あまり制服っぽく見えなかった。他にも姉が後ろまで捧げてしまったとかいうのも、作中で起こった出来事なのに描写なしだったり、コミックスのおまけとしてでも欲しかった。 行為自体はけっこう濃密だと思う。姉と妹を見比べるシーンとか良いと思う。 短編もたった四本ながら多彩。遊郭に売られた娘の話なんかかなり異色だった。姉と慕っていた娘との絡みと、最後の変化などうまくまとめていると思う。 他、寄った勢いで後輩と関係を持ってしまったOLのドタバタを描いた「おぼえてナイ!!」などが楽しかった。酔った勢いでまったく記憶がないというのを巧く料理している。おまけ漫画がまた秀逸だった。 |
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