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「痴女子攻性」 珍・特集/一水社
匂いフェチ系な作品が強烈に印象に残る一冊。 描き下ろしの巻頭カラーからして、上履きの臭いを嗅いでいたらしい先輩をつかまえて教室に寝かせて、靴下を履いた足で顔をいたぶったりするような話。 他に同級生の部屋でブルマーごしに匂い嗅いだり、つま先で顔をぐりぐりされたりする「セーラー服と同級生」、キレイなお姉さんに弟と間違って脱いだばかりのブーツを押し付けられた少年が、足の匂いに興奮する「友達のお姉さん」など。交わりながらも足を顔に押し付けたりする描写とか、匂い(臭い)フェチには堪らない一品だと思う。 ただし全部が全部そんな特化したお話ばかりではなくて、他にも引きこもりになった同級生を迎えに来る委員長が、業を煮やして下半身を攻めたてるハートフルな話「ヒキダシ」とか、巫女姉妹から足コキされたり二人がかりでフェラされたりといったお話「ねがったりかなったり」とか、読み甲斐のある話が幾つも入っている。 この本が良かったので前の単行本「ハメラレ」も読んでみた。総じて弱みを握って言いなりにといった系統の話も何本かあるが、いずれも陵辱話のままで落としていないのも特徴かと思う。掲載誌の傾向か作者の好みかわからないが、最終的に粘液ドロドロで放心状態になったヒロインが、これからも毎日玩具にしてやるよとか言われて終わりでなくて、陵辱された筈のヒロインの方から関係の継続を望むような発言したりして終わっている。ここら辺は賛否あると思うが、最後には無理やりでも明るく落として欲しいような向きにはありがたい。 絵は正直、美少女漫画系の主流に入るような絵柄ではなく、どっちかというと劇画系からの系譜かなと思う。これはこれで癖はあるが決して悪くない。 しかし、余計なお世話ながら「珍・特集」というペンネームはどうかと思う。 |
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