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「新婚姉妹」和六里ハル
「新婚姉妹」 和六里ハル/コアマガジン

 中編「三姉妹物語」と「新婚生活はじめました」、それと短編1本という構成。タイトルを混ぜて「新婚姉妹」にしたのなら、短編は外した方がすっきりしたような気はする。悪くないお話だったけど、ちょっと毛色は違うかなと感じた。

 隣りの三姉妹全てと関係を持ってしまって主人公が揺れ動いてみたいなお話は時々見かけるけど、「三姉妹物語」の場合、最初から三人揃って夜這いにやって来る。最終回でならともかく、最初から全員いっぺんにというのはそうそうないと思う。それに誰を選ぶか悩むとかもよくあるパターンだけど、一番最初に種付け成功した娘が本妻というルールで凄く明確。
 ただ、大きな不満としては、最初から続きものとする意図ではなかったのか、最初の話で三人同時に相手にしつつも、最後までするのは末妹一人だけで、残り二人はどちらが先かじゃんけんしているところで終わりとなってしまう。二話目でそこから続きならばよかったが、既に事終わって日が経ってしまったところからで、何とも勿体無い。そこら辺をどうせなら描き下ろして欲しかった。

 もうひとつの「新婚生活はじめました」は、タイトルの通りの新婚夫婦の話で、異性経験の無い二人が初夜に結ばれるや歯止めが利かなくなるといった展開。我慢できなくて外でとか、おもちゃを使ってとか、三話で終了でなくもう何話かあったらどうなるのだろうと思った。

 明るくて話云々よりもエロどっさりで少し馬鹿でという路線が好きで、ついでに男女ともやや幼い感じの絵というのが問題なければ、買って絶対に損は無いと思う。

        

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【2009/02/09 22:39】 | 和六里ハル | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「ふたり嫁」レオパルド
「ふたり嫁」 レオパルド/コアマガジン

 絵に癖があってディフォルメがきいているので好みがわかれるかもしれないが、あえば相当に濃厚な作品群が楽しめる。
 表題作の「ふたり嫁」も人妻チアリーダーのシリーズもとにかく美肉が埋め尽くしているような感じでエロい。構図ととか行為で勝負していて、嬌声とか台詞に頼ってないのが特徴になっている。男一人で女複数でも何やっているのかわからない状態になっていないのは巧いのだと思う。

 子供の頃結婚の約束をした幼馴染の姉妹のどちらを選ぶかで、H三昧という「ふたり嫁」も非常に良いが、「金髪ストレート」がそれにも増して良かった。あくまで好みによるものだが。学校の先生と結婚した人妻が当時のことを思い出すという形で初体験やコスプレしてのH、学校でした時の事など描いていくのだけど、駆け足にならずそれでいて多彩なシチュがきちんとおさまっている。巨乳揃いの本の中で珍しくこれだけかなり控えめ。カバーをとるとしっかり成長している姿が見られるけど。

 それにしても初コミックスでこれだけ全作品が安定しているのは凄い事だと思う。
 こういう作風だとだんだんと絵が特化していってしまう事があるけど、これくらいかあるいはもう少しマイルドな感じでとどまってくれると嬉しい。

        

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【2008/09/23 02:01】 | レオパルド | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「アルテミス」蘭宮涼
「アルテミス - だまされやすい ウサギたち-」  蘭宮涼/松文館

 通常のコミックスではなく版型の大きい画集でカラーイラストの他にマンガが3本収録されている。相当に古い。蘭宮涼自体が同人活動はともかく商業誌、特にエロマンガ家としてはリタイアして久しい。
 ただ、昔の本とか今見ても絵の古びはほとんど感じない。好きな漫画家で愛着あるので補正も掛かっているかもしれないが。

 まず「ボクに愛の手をっ!」、恋人との初めてを描いているが、オチが大反則だろう。可愛いいから許すみたいな評価になるにはなるけど。知ってて読み返しても、これはこれで良いんじゃないかと思えたり。

 後の2本は生物部が舞台で、ちょっと変態入った部長に惚れてしまったがために、部活動でいろんな恥ずかしい目にあわされる少女のお話。可愛い絵柄でありながら、エロマンガとしてしっかりしたものを描く蘭宮涼らしいお話になっている。
 はちみつレモンをつくる実験で他の部員達が周りで見ている中で裸にされて、股間を弄られてトロトロにされたり、部長にその蜜液を舐められたりして、最後は69で咥えさせられるという流れが何ともいやらしい。ウサギの解剖では、バニーガールの姿にされてから剥かれたり、乳首に洗濯ばさみをつけられ、硫酸をたらす脅されて失禁してしまったりした挙句に、まんぐり返しでロウソクを挿入される……と行為だけ書き出してみるとかなり酷いことをしているのだけど、陰惨さとかは微塵も見えないのが不思議。
 無理やりではないし、少女も恥ずかしがってはいても「お口いっぱいの幸せ」とか独白していたり、これが部長の愛なんですねとか言ってるからだろうけど。それと、部員は補助行為で、あくまで直接手を出すのは部長だけというのが大きいかもしれない。
 それにしても、結局挿入シーンはないけど、まだ処女なんだろうか、もしかして。
 
 コミックス未収録作品とかもあったと思うが、どこかでまとまらないかな。新作も読みたい。

           

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【2008/07/26 18:20】 | 蘭宮涼 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「アネトリス」RAYMON
「アネトリス」 RAYMON/コアマガジン

 コアマガジン系の雑誌で描くようになって2冊目の作品集で、甘々だったり陵辱要素ありだったりと多彩な10本で構成されている。収録作だけ見ると比較的古いものが陵辱で、新しいものは純愛系といった時間軸変化が見られるようにも思える。ただ、昔から両方の傾向の作品を描いているので、たまたまなんだろうか。掲載誌読者のニーズに合わせたり編集部の意向などが理由のひとつかもしれないが、一読者としてはその辺の事情はうかがい知れない。
 よくよく見ていくと、わりあいほのぼのに類するようなものでも、万引きを咎められて体を弄ばれるとか、腕を骨折させてしまった弱みから言いなりにされてしまうとか、そこだけ聞けば陵辱物のストーリー展開以外の何物でもないなんて事にもなっている。いろいろとオブラート部分に気を使っているからマイルドになっているけれど。
 ストーリーの作り方や展開は巧いと思う。エロマンガとしてきっちりと読者のニーズに応えつつ、ちゃんと一遍のお話として読ませるものが多い。手馴れている感があるというか、バランスが良いと感じさせる。
 最近処女作品集を読む機会があったが、話作り・見せ方共に備えていて、商業デビューの頃から高いレベルで完成している感じだった。

 白衣タイトスカートの女教師と少年の話「理香ちゃん先生の実験準備室」、ネットで痴態を公開していると誤解され、校舎裏で全裸の首輪姿にされてという陵辱物「アップロードトラップ」、恋人になり口での愛撫はしてくれるのにそれ以上を何故か頑なに拒む少女の話「みるコン」、膣内に食べ物を入れられ、それをひねり出して弟に食べさせる姉の話「姉の持つ秘密の小箱」とか、お勧めは多いけど、前後編でボリュームのある「快柔委員長」が中でも良いかな。

 会うといつも口うるさく直接手を出してくる委員長に、ふとした弾みで怪我を負わされ、それを理由として従属させ体を奪ってしまう少年の話。その後で学校内で何度も奉仕させてと、どう見ても陵辱話の筈なのだけど、実は少女は前から少年が好きだったなどという要素が出てきたりして、何だかんだで和姦っぽくなっている。(教室で全裸でのフェラチオ奉仕の中、頬を染めて「ちゃんと告白したかったなぁ…」と呟く辺りが何とも言えない)最後は怪我が治らないと言っていたのが嘘だったとばれてなって逆襲されたりもするし。
 少年と少女の二人だけで充分話が作れているけれど、少年の実姉で少年と最後の一線は越えずに後肛とかで肉体関係を続けている学校の校医が絡んでいるのも特色になっている。この姉が弟の怪我に怒って委員長を性奴に堕とすように唆したり、なったらなったで自分ができない性交をしている事に嫉妬を覚えたりと、複雑な感情推移を見せている。ちょっと詰め込みすぎかとも感じるが、彼女が盾になっていて少年がそれほどには非道にならずに済んでいるとは思う。

 他に特色としては、「アネトリス」だけあって姉弟ものが半分ほど占めている。病弱で休学していた姉が同じクラスに転入してくる「同級姉」など姉弟ものとして非常に良い。これ、学校の屋上でなんてシチュが好きな人にもお勧め。

        

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【2008/05/30 00:08】 | RAYMON | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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