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「ピンクトラッシュ」 けろりん/エンジェル出版
このコミックスで初めて知って読んだが、かなり嗜好に合って慌てて既刊を探したりした。 まだまだ知らない漫画家や作品は多いなと思った。嬉しい事だが。 表題作になっている「ピンクトラッシュ」と少し変化球的な続編、「愛だ恋だのいってないで」とそれとつながる短編群、他にもいくつかと11本の収録作品。数の多さは散漫さより多彩といった良い印象を受ける。 幾つかの短編が、それぞれ独立しつつも同窓会という場でリンクさせて登場人物の関係性持たせているのは面白いと思った。 どれも良いが、片思いしつつも想い人に声も掛けられない消極的で目立たない主人公男が、女性三人組と同時に関係を持つ「愛だ恋だのいってないで」からの三編が非常にエロかった。四人でくんぐほぐれつというただでさえ描くの難しそうなシチュエーションなのに、さらに狭い場所での行為というのにこだわっていて難易度を上げている。ミニバンの中で弄ばれつつ童貞喪失から始まって、ユニットバス、飲み屋のトイレと進んでいく。なんだかんだで良い関係を構築するあたりも後味が良い。 収録作品中かなり古い、「タッチ&チェンジ」もなかなか良かった。目立たずほとんど声を出さない少女と親しくなりという出だしから、何かきっかけがあって関係を結ぶお話ではなく、いきなり二ヵ月後に跳んで、昼休みに学校内で口でさせているシーンになっているのが、妙な興奮を誘う。恋人同士になっているし、エロマンガなのだけど、何故か「汚された感」がが沸いてしまったのが面白かった。 他にも、同窓会で好きだった女の子が他の男と去ってしまい、それを慰めるかつての担任の女教師と関係を持つ話、エロ漫画家になった女の子とのお話、ファンタジーとかもあり、それぞれ良品だと思う。 一応成年マーク付で、消しは微小なのだけど、もともと女性器をごりごりと描くタイプの作風ではないようで、恩恵を蒙っているのは男性器ばかりという印象。 話の組み立てに仕掛けがあったりするものを除けば、凌辱要素はほとんどない。 ハーレムタイプのお話かつ男主導でなく女側から弄ばれるのが好きであれば「愛だ恋だのいってないで」はかなり楽しめると思う。 個人的には大当たりだった。 |
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