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「母姦。」伊沢慎壱
「母姦。」 伊沢慎壱/富士美出版

 タイトルからすると母子ものばかり集めたみたいだが、実際にはそれほど比率は高くない。「母姦。」で「おかん」と読ませるのをやりたかったから、このタイトルなのか。ちょっと面白かった。
 実際には母ものだけでなく、兄妹だったり、姉弟だったりといった近親ものが大部分だという本。若干女教師ものがあったりと傾向が違うものもあるが、近親以外だと全部男が多人数の話だったりしているのは、何かこだわりがあるのだろうか。

 やはり母ものが目立つけれど、あまり母親っぽい外見的には見えない。再婚した義母とかでなく四十過ぎの実母だったりしても、少し年上の姉とか言われても違和感ない。母と妹を同時になんて話だとさすがに絵で歳の差は明確だけど、単体だと若い。きちんと母物は歳相応にとのこだわり持つ人だとちょっと物足りないかもしれない。中に一本だけ腋毛まで描写しているのがあったけど、その辺を考慮しているのか、単純に生やした事でエロくしてみようという試行錯誤かのか。

 血のつながりに関しての葛藤とか、思いを伝えるまでの過程とかは微弱。だいたいの話が既に初めてのあれこれの段階は通り過ぎた後で、爛れた関係からのスタートしている。だから親でなくても普通のカップルとかでも成り立つような気はしないでもない。

 断片描写的に会話や状況説明をしてエロシーンを前面に押し出している感じ。ちょっと捻った話もあるが、あまり起承転結みたいなものは感じられない。
 極端に奇抜なプレイをしたりはしないけど、絵の嗜好があえば相当にエロがつまった本だと思う。日常の中で当たり前に体を重ねあう関係という雰囲気なんか、案外あるようで珍しいような気もする。
 姉としつつ付き合った多数の娘の裸の写メとかを見せてあれこれ話している「本命の男」なんかはちょっと変わった雰囲気で、なおかつエロかった。ある意味酷い話と言えば酷いんだが。カラーでの母妹を同時に相手するのも短いのにエッセンスつまった感じで良かった。
 ストーリーは横においてエロ特化というのを読みたいならお勧めできる。

        

テーマ:本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

【2009/01/31 10:51】 | 伊沢慎壱 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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