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「イマコシステム」緑のルーペ
「イマコシステム」 緑のルーペ/茜新社

 連載時から、一部でかもしれないがけっこうな注目を集めていた「イマコさん」のシリーズを一冊集めたコミックス。短編2本と後日談的な描き下ろしも収録されている。

 最初の読み切り「イマコさんと猫かぶり」では甘々な話となっていて、続編もその流れを受けていたものの、シリーズものとして回を重ねる毎に、不可思議な動きを見せていた。変な薬とか、寝取られとか調教とかのベクトルに向くと誰一人予想しなかったと思う。それでいて、そちらに舵を切ったと思ったら、最後にはまた意表をつくまとめ方で完結。
 連載時は賛否両論だったが、まとめて読むと数々の伏線が集約されてスッキリしたかというと、やや微妙。ただ、最後をわかっていて読み返すと安心感はあるし、暴走ぶりとかも納得いかなくはない。確かに最初の頃から、どう考えても間違わないだろうという齟齬をあえて描いていたり、何か変だなと匂わせていたし。

 エロマンガとしての評価で言うと、とりあえず、絵とかややバランスがおかしくなったりしているのも見受けられたり、強烈にエロ描写が圧倒的かと言えばそこまではいかないのだけど、波長が合うのか凄くエロく感じた。主人公のイチナとのラブラブな描写も、名も知らぬ男たちとのプレイも共に。ここら辺がエロマンガのエロ部分の面白い点だと思う。

 新人の初めての連作で思い切った冒険をしたと思う。純愛もの好きには途中経過で拒否され、代わりに歓迎した寝取られ好きからは裏切られたと拒絶され、けっこうな数の読者を振い落してしまった気がする。良い悪いは別として、とってつけたように最後だけめでたしめでたしにした訳ではなくて、当初から決めたゴールに向けて進んでいたのは感じられたので、そこは評価したい。
 描き下ろしは後日談でとりあえず二人で何とかやっているようで良かった。
 裏設定はいろいろとありそうで、出来ればあとがきで語って欲しかった。なんで登場人物すべてカタカナ表記なのかとか、気になったり。


          
      
 
【2010/10/03 16:22】 | 緑のルーペ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「なかだしされたい」もりたかたかし
「なかだしされたい」 もりたかたかし/茜新社

 連作ものも含めて計11本の短編集。
 前のコミックス「小金沢さんにおまかせ!」と比べるとだいぶ絵柄とか変わっている。
 冒頭からの「武田さん」のシリーズは、風紀委員ながらクラスメイトの男子の持つエロ本に興味を示してという展開から、ずるずると関係を続けるのがコミカルで面白い。お堅い部分はありながら素人系の露出投稿写真とかに興味津々だったり、男の部屋に来て煎餅とかかじりながらだらだらとエロ本見ているところとか、ヒロインのギャップが良い。三話でコスプレして身元を分かりにくくした上で写真を撮って雑誌掲載されるに到ったが、さらに続編が出るとどうなるのだろう。 
 写真を脅迫材料にしての陵辱方向に行きそうで行かないのが少し面白かったが、別段現状でも好きにしていて不満もないのだろうな、男側は。
 
 陵辱という観点で言えば、「奈津美と冬美のどきどき謝肉祭」と続編なんかも異色作だと思う。二人の女の子が主役で、ご主人様と奴隷という関係になっているし、やっているのは不特定の男たちの玩具にさせてビデオにとるとかいう粗筋だけだと充分陵辱話なのに、明るくて悲壮感とかは皆無だし、ご主人様もちょっと間抜けで一緒に乱交に加わる羽目になる辺りコメディになっている。奴隷の女の子からそんな間抜けな姿が可愛いと思われているし、ちょっと珍しい形に思える。
 それと奴隷の女の子が肉感的だけどちょいぽちゃ体型というのも案外希少なパターンな気がする。

 他にはつい妹と関係を持ってしまった兄の話とか、寝坊するのを起こしに来る幼なじみなどなど。総じてライトよりの作品集。きっちりとエロくもあるし、面白い一冊だと思う。

        

テーマ:本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

【2009/07/10 00:22】 | もりたかたかし | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「ぶらっくぱれっと」乙
「ぶらっくぱれっと」 乙/メディアックス

 仇を狙うくノ一、鎧を纏ったプリンセス、麦藁帽子にナイフの殺し屋、ちんまい姉など多彩な属性に向けられたお話が収録されている。どれみ強烈にエロ重視ではないのかもしれないが、お話として面白い。あるいは独特な描写や味わいが好みにあえば単に小奇麗なだけのマンガよりもはまる。

 男っぽいヒロインと頼りなさそうな幼馴染の少年のお話「TUTUI ZUTU」などは定番といえば定番だけど、ふたりの関係性を描いておいて、ある切っ掛けでそれが深まるという流れが巧くまとまっていると思う。

 シチュエーション的にエロいなと思わるのが「C-Boy's」で、ボーイッシュな日焼け少女が男子達との約束を破った罰として目の前で放尿させられるお話。最初は後ろから見せるだけだったのが、自分で広げさせられたり、前から見られた挙句、弄りまわれたりして最後までされてしまうというエスカレート展開だになる。一見陰湿話のようだが、何となく後味悪くなく終わらせている。この辺は触手やモンスターにドロドロにされる「ぶりんシスクライせす」2本にも通じるものがある。
 男子達が放尿鑑賞して去った後でトイレットペーパーで後始末して、少しネットリとした感触があるのに気付くなんて描写は実に巧いと思う。
 日焼けしているけど、服を脱がされるとそこは白いなんて絵は、好きな人には堪らないと思う。もうひとつ「Wild&Beat&Rain」にも日焼け少女出てくるけどこちらは胸やお尻も含めて焼けている。あるいは元々の肌の色なのか。

 あと特徴として、ロリではないけど貧乳という辺りだろうか。けっこうありそうで案外少ないようにも思う。話の中では胸が無い事になってても絵としてはしっかりあったりするし。
 それにしても初コミックスでこのレベルと考えるとやはり力量あるなと感じさせる。

        

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【2008/10/18 09:46】 | 乙(もろは) | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「KEEP OUT」乙
「KEEP OUT」 乙/茜新社

 前にも雑誌で読んだ事はあったと思うが、ふとコミックスの形でまとめて読んでみて相当に好みだと認識した。面白いの描くなあと素直に感心。絵柄からもっとギャグよりの人かと思っていたが、それはそれで当っているのだけど、エロという面でもしっかりとしている。何となくポプリで描いてる中年氏を思い出した。キャリア的にはあっちのが後だけど。

 甲乙つけがたいところはあるけど、収録作で好きなのは「夏休みサスペンス劇場」。死体遺棄の現場を目撃された少女と、見てしまった少年の話。とは言っても、教室で飼っている金魚なんだが。生き物係なのに金魚を死なせてしまって隠滅を図りろうとしたのを知られて少女が暗黒の未来(クラスで弾劾され陰湿なイジメを受けて自殺とか、男子達に体を好きに弄ばれ挙句に体を売らされたり)を想像するとか、口封じのために体を差し出すとか、シチュエーションは一見陰惨みたいなのに、落書きめいた絵出したり、やたらと稲光のフラッシュ効果使ってみたりと内容はギャグ。脱力系の落ちも良い感じ。

 妹の危機に颯爽と現れる兄の話「緊急出動マイしすた~」なんかも、自慰行為でビー玉を膣内に突っ込んでとれなくなるというシチュエーションも凄いが、アナルから孫の手を突っ込んで掻き出すという解決策の凄まじい事。最終的にはビー玉は取れたものの継続してアナルを奪ってしまう。バカ兄ものとしては「チョコはざ~ど」という作品もある。幾ら冷やしてもとけてるチョコを亀頭に垂らしたら悶絶だと思う。
 幼い姉弟のわりとまっとうな初めてを描いた「Hush-a-by...」、姉と妹の手管にはまって絡め取られる「家族のありかた☆」とか、実は肉親系多いのか。
 後は二話続いている「鋼鉄少女」が、無表情な先輩に許可取りつつアレコレしていくのが何とも良い。許婚がいるので後ろのみ許すとか、放尿シーン見せたりとか。ただ、「起承転」の辺りで終わっていてもやもやする。今回は収録されていないだけで、三話目も描かれているのだろうか。それならばぜひ読みたい。

        

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【2008/06/25 23:35】 | 乙(もろは) | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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