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「それは歴史にカかないでっ!」 高津/コアマガジン
描き下ろしなど含めての表題作の連作が10本と、短編2編という構成。 母子ものと姉弟もの、特に表情に乏しい役者の姉が娼婦役をやる事になり艶やかな表情をさせるために弟が……という「たった一晩で演技の幅がグングン広がるレッスン方」などもかなり良いのだけど、やはりメインが圧巻の存在感。 分類すれば同居モノのカテゴリーに入る話かと思う。宇宙人とか女神様とかに比べればまだ人類なだけ現実寄りかもしれないが、未来に目覚めるためにミイラにされて眠っていた古代エジプト人という設定は独自性があると思う。 内容も絵もコメディ寄りではあるのだが、読んでみるとかなりエロく感じる。見せ方の巧さとか、部分部分での描写とかが、効果的になっている。子供相手のシチュエーションなどもあって妙に皮被りに対しての弄り方が丹念に描かれていて好きな人には堪らないと思う。 メインヒロインとしては最初に登場した妙な髪形の少女。ついでその母親。どちらもキャラが立っていて良い感じ。 表紙めくったところにあるおまけのカラーマンガに端的に表現されているけど、ヒロインが何だかんだで主人公にほだされている描写とかが非常に可愛くて良いと思う。母親と二人で競うように主人公相手にというのももちろん描かれていて濃厚になっている。 シチュエーションもいろいろと工夫していて、お風呂で水着だったり野外だったり、薬の効果で主人公が少年化して可愛がられたりと多彩。そもそも女性陣がエジプト人としての格好していて褐色肌系なので、特色を出している。 少年と年上女性という組み合わせが好きな人には、薬で子供化した主人公の話である5話の他、母親ともう一人の大人の女性二人で近所の少年四人を相手に筆下ろしという内容の5.9話がかなり琴線に触れると思われる。かなりお勧め。 絵柄からちょっと見でエロマンガというよりギャグとかに傾いた話に見えそうで見逃されるかもしれないが、十二分にエロは濃いので、読んでほしい一冊。できればもう少しこのキャラでのお話が読みたい。 |
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