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「悪戯てまんちょ」 イソラシ
「悪戯てまんちょ」 イソラシ/ジーオーティー

 電子コミックのマグナムコミック掲載作品からの収録で、9本が掲載。巻末に掲載時はカラーだったらしいイラストも4枚収録。これは出来ればカラーが良かった。
 基本的に凌辱傾向はなくて、かといって純愛物のベクトル一辺倒という作風でもなく、明るくエロとして実用的なものが多い印象がある。

 どれもレベルが高くて、どれ1本を選ぼうとすると目移りするほど。
 あとは属性とかシチュエーションの好みで差が出るのだろう。
 年上のお姉さんって感じのヒロインが好きであれば、「狭い個室の淫酔女」あたりか。タイトルの個室というのは居酒屋の男子トイレで、酔って入って来て絡んできたOLと店員とのお話。お仕置きと称してフェラチオをしながら、もともとの目的だった放尿をし始めるところとか、その後で逆に舐めろと命じてそのままといった流れとか、申し分なくエロい。
 夏休みに学校で補習授業を受けていた主人公が屋上に行ってみたら、ビキニ姿で日光浴していた女教師がいたというシチュエーションの「極小ビキニでぬるんぬるん」も負けず劣らずエロい。こちらも酔って絡まれるお話で、エアマットでオイルプレイしつつ主人公は童貞を奪われてしまう。最初は余裕で上から目線だった女教師の表情がだんだん蕩ける様などが秀逸。

 同じ系統のお姉さんものとしては、他にもオナニー以外で感じないという少年の相談を受ける保険医の「また保健室で…」などもあるし、年上だけど可愛らしい感じが良ければ「看病ときどき熱暴走」のヒロインがいる。おとなしそうでいて、寝込んだ主人公の熱冷ましとして氷を口に含んでおしゃぶりを始めたり、膣内に詰めて挿入したりという、ギャップを見せるのがなかなか。

 年上系のヒロインを上手く描くのだけど、それ以外も充分以上の出来だと思う。通学時に見かける少女に近付きたいあまり曲がった方向に突き進む「悪戯女装痴漢」とか、家に遊びに来ていた妹の友達と廊下でシテしまう「女子校生ギャルにお掃除クンニしてみる?」とか。特に「女子校生ギャルに~」は、他の友達とか妹も出てきている事だし、ちょっと続編も読んでみたいと思った。
 頑なに最後まで進むのを拒む恋人とのお話「潮吹きカノジョ」なんかも他でたまに見かけるシチュエーションだけれど、真正面から話を作ってきちんとエロく仕上げる手腕が見事。ヒロインも可愛い。それにしても、どれもタイトルで内容がはっきりわかる付け方をしているな。「潮吹きカノジョ」なんかネタバレになっているのだけど。

 何かワンシチュエーションを活かしてきっちりとエロく仕上げるのが、本当に非凡だと思う。
 どれもこのコミックスで初見だったが、好みのお話が多くてまとめて読めて得したような気もするし、これまで読んでなくて勿体なかったような気もする。凄くお勧め。


        
【2012/06/24 16:35】 | イソラシ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「アングレカム」 大塚子虎
「アングレカム」 大塚子虎/コアマガジン

 連載物の「アングレカム」全五回と、短編五本という構成だけど、「アングレカム」と短編とでだいぶ絵が変わっているように感じる。
 「カリン」は少し毛色が違うけれど、他の短編は甘々な内容なので、意図的に変えているのかもしれない。ただ、表紙絵なんかもその区分で言うと短編寄りなので、「アングレカム」本編と比べて違和感がある。

 メインである「アングレカム」は異世界から女の子が現れての同居モノかつハーレム展開と、ありがちと言えばありがちな設定ながら、いろいろと盛り込んで特徴は出ている。軍服ゴスというコンセプトも良いと思う。ただ、ちょっと短すぎるのが勿体ない。三人でご奉仕展開でのやり取りとかは良かったので、もっと読みたかった。

 短編はどれも素晴らしい。非常に真正面なラブものでエロ描写についても濃い。
 最初の数ページでキャラクタ立てるのも巧くて非常に良い。女の子を可愛く描写させている。
 催眠術をかけて合えば喧嘩ばかりの好きな男の子に「好きになりなさい」という展開の「ファレノプシス」とか、着飾ったとたんに注目を浴びまくる彼女と主人公とのコメディ「グロキシニア」とか、本当にレベルが高い。

 描き下ろし漫画は収録されていないが、一応カバーを取るとおまけ漫画が隠されている。
 全体通して充実感のある一冊だった。
 次も楽しみなので、もう少し頻繁に雑誌で描いて欲しい。


        

 
【2010/09/01 23:41】 | 大塚子虎 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「微熱スイッチ」東鉄神
「微熱スイッチ」 東鉄神/ワニマガジン社

 冒頭の連作4本とおまけの書下ろし四コマ漫画、読みきり6本とけっこうなボリュームの1冊。
 メインをはっているのは巻頭からの連作である栗本さんのシリーズと思うが、少し構成に失敗しているように感じた。
 非常に女に手が早い大学教授と、アプローチをかけているものの少しずれているヒロインという組み合わせの話自体は面白い。特に最初の話などは、色気の無い下着をネタにしてのやり取りがオチ含めてよくまとまっていると思う。それが次の話、その次の話と、別のヒロインをゲスト的に出してしまうので、メインヒロインが少しぼやけた感じになっている。一冊まるごと使っての長編であれば、そういう話もアクセントとして働いたと思うし、エロ漫画としていろいろ女性陣出さなくてはならない都合もわかるのだが。
 最後がまたメインヒロインが正面に来た話になっていて、で風邪ひいて様子が違うのにぐっと来てしまうという展開は良かった。4話構成にするなら、これを2本目に持ってきて正妻的ポジションを確立した上で、やっぱり教授が他の娘にも手を出してしまう構図にした方がすっきりしたかもしれない。
 エロ漫画としては非常にレベルが高いし、2話の金髪娘なども良いのだけど。

 前の「ふたりでできるもん」も連作物が、個々のお話としては良いのに、通しのお話として見ると恋人が最初と最後にはメインになるものの途中で放置されていて、構成をもう少し考えればと感じたのを思い出した。なんだか勿体無い。

 読みきりは、従姉の女の子との初めて話とか、地味目で異性を意識しなかった幼馴染が催眠術で発情してとか、どれも安定して良い感じだった。傾向として年上のお姉さんと少年という組み合わせが多くて、そういうパターンが好きであればさらに楽しめると思う。同じパターンでなくていろいろと変化をつけているし。何本も年上物があるのに、優しいお姉さんに甘々に可愛がられるという感じのが1本だけというのはちょっと意外。それだけにその1本、憧れていた友達のお姉さんとの「恋人スイッチ」は貴重かもしれない。

 他作品でも出てくるのがほとんど巨乳キャラだったので、そういう嗜好なのだろうと思っていたので、あとがきを読んでちょっと愕然とさせられた。
 
        

【2010/07/04 16:53】 | 東鉄神 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「中出し人妻会」伊沢慎壱
「中出し人妻会」 伊沢慎壱/富士美出版

 タイトルの通り人妻ものを集めてある。巻頭の六本のカラーショートストーリーについては判別つかないものもあるし、母子ものは人妻ものというと少し違和感あるかもしれないが。
 でも総じて人妻で満ち満ちている感じ。近所で開催されている乱交の集いに、どういう経緯からか参加した若夫婦の前後編のお話「人妻会」、同じ設定でカップルと偽ってやってくる母子の話「母の交友録」、子供が帰ってくるまでに若い男を招き入れる人妻の「夕食前のお摘み」等など。

 とびぬけたエロギミック使ったり、変にシチュにこったりはしていないけれど、全体に濃厚で淫靡。ストーリー性とかはさておいて、最小限で舞台設定や人物関係を描いてエロ重視で終始するのはけっこうな手腕だと思う。友達の母親との話や、母妹とさらに父親を加えての家族中での相姦話などなど、どれもアブノーマルかつ淫靡な関係でのお話になっている。
 実用的この上ないので、近親とか乱交とかが好きであれば充分にお買い得だと思う。


        

テーマ:本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

【2010/01/26 01:11】 | 伊沢慎壱 | トラックバック(1) | コメント(0) | page top↑
「ヘンコイ!」東鉄神
「ヘンコイ!」 東鉄神/秋田書店

 非の打ち所のないアイドル的存在のヒロインとさほど取り得のなさそうな主人公とのカップルによるラブコメというと星の数ほどありそうに思える。実はヒロインが異常性癖の持ち主でとか、淫乱でとかいうパターンにしてもエロ漫画では結構な数にのぼると思うが、本作はその中でもかなり秀逸だと思う。

 ヒロインが自覚のある変態というキャラクター。好きになった同級生(主人公)の体操着とかの匂いを嗅ぎつつ一人遊びをしているところを、当の本人に見つかってという第一話から九回にわたって展開している。
 エロ漫画だとそのまま最後まで一気に進んでしまったり、後はシチュエーションを変えつつどっぷりと二人の行為を描いていったりするのだろうけど、成人マーク無しの本なので、後半でそこに到るまで時間が掛かっている。それが幸いして、いちゃいちゃとしあうとか、いっぺん未遂まで及ぶ所とかが、良い焦らしにもなっていると思う。それだけ盛り上げた挙句がちょっとあっさりめではあるが、それは一般誌だし仕方ないのだろう。

 充分にいやらしいし、キャラクターが活きていてマンガとしても面白い。後になってから初体験後に出血しなかった事を気にして、主人公に対し弁明しようと試みるところとか、何ともおかしかった。

 ヒロインが主人公に惹かれた理由が「同じ変態の匂いがしたから」なのだけど、それほど変態性を見せていなかったような気がする。普通に順応しているけれど。それと続き物なのだから、ヒロインの表の顔についてもう少し描いて欲しかった気もする。第一話はそれだけに使って、最後に教室で衝撃的な姿を見てしまうところくらいまでで次回の引きにするくらいのスピードでも良かったかもしれない。

 あとがき的なページはないが、おまけとして四コマ漫画が三本収録。
 純粋なエロ漫画も巧い人だけれど、こういう方向のも面白いなと思う一冊だった。


        

テーマ:本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

【2009/12/22 01:39】 | 東鉄神 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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