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「なかだしされたい」もりたかたかし
「なかだしされたい」 もりたかたかし/茜新社

 連作ものも含めて計11本の短編集。
 前のコミックス「小金沢さんにおまかせ!」と比べるとだいぶ絵柄とか変わっている。
 冒頭からの「武田さん」のシリーズは、風紀委員ながらクラスメイトの男子の持つエロ本に興味を示してという展開から、ずるずると関係を続けるのがコミカルで面白い。お堅い部分はありながら素人系の露出投稿写真とかに興味津々だったり、男の部屋に来て煎餅とかかじりながらだらだらとエロ本見ているところとか、ヒロインのギャップが良い。三話でコスプレして身元を分かりにくくした上で写真を撮って雑誌掲載されるに到ったが、さらに続編が出るとどうなるのだろう。 
 写真を脅迫材料にしての陵辱方向に行きそうで行かないのが少し面白かったが、別段現状でも好きにしていて不満もないのだろうな、男側は。
 
 陵辱という観点で言えば、「奈津美と冬美のどきどき謝肉祭」と続編なんかも異色作だと思う。二人の女の子が主役で、ご主人様と奴隷という関係になっているし、やっているのは不特定の男たちの玩具にさせてビデオにとるとかいう粗筋だけだと充分陵辱話なのに、明るくて悲壮感とかは皆無だし、ご主人様もちょっと間抜けで一緒に乱交に加わる羽目になる辺りコメディになっている。奴隷の女の子からそんな間抜けな姿が可愛いと思われているし、ちょっと珍しい形に思える。
 それと奴隷の女の子が肉感的だけどちょいぽちゃ体型というのも案外希少なパターンな気がする。

 他にはつい妹と関係を持ってしまった兄の話とか、寝坊するのを起こしに来る幼なじみなどなど。総じてライトよりの作品集。きっちりとエロくもあるし、面白い一冊だと思う。

        

テーマ:本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

【2009/07/10 00:22】 | もりたかたかし | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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