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「メイド嫁」鬼月あるちゅ
「メイド嫁」 鬼月あるちゅ/コアマガジン

 同人誌で人気があるし、雑誌掲載作品もレベルが高かったので、1無名新人の初コミックスという扱いでなく、満を持して登場的な期待感があった。単純に過去作品を集めただけでも満足度は高かったと思うが、全4回の連作に続きを1本描き下ろし、他の読みきり5本全てに短めながらきっちりエロありの後日談を描き下ろし、作者の作品解説、その他いろいろ手直しと、尋常でない手間を掛けているのに驚嘆させられた。ちょっと感動すら覚える。
 
 メインは本のタイトルにもなっている「メイド嫁」、押し掛け妻ならぬ押し掛けメイドというだけでいろいろ膨らませられそうだが、「ちょっと残念な感じの無口キャラで」というキャラ設定にした事で特徴が出ているように感じられる。妙におかしみのある言動とかズレが可愛い。
 本編が基本はメイド服で部屋の中で終始していたので、描き下ろしでの私服姿でのデートというのが妙に新鮮。
 読みきりの「可変式メイド」でのきつめで有能で口うるさいメイドとの対比も面白い。

 「メイド嫁」も他の短編も基本は和姦のお話。「白蜜姫」は姦計にはまってひそかに調教されてしまう王女様といった堕落系のお話で本来は正反対なはずなのだが、描き下ろしによって、だいぶ印象が変わってしまった。どのヒロインも大方胸が大きいので、あえて小さめにしているヒロインの「激動のおっぱい」がなかなか目立っていた。話の上では小さい事になっているけど別に小さくはないような気もするが。

 絵柄が好みと外れるというのでなければ、サービスに溢れていてお買い得感も高く、買って絶対に損のない1冊だと思う。


        

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【2009/07/01 21:05】 | 鬼月あるちゅ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「放課後プレイ」黒咲練導
「放課後プレイ」 黒咲練導/電撃コミックス

 間違いなくエロ漫画ではないし、青年誌レベルのエロでもないけれど、裸が出てきたり型どおりエロ行為するだけの成年マークつき作品より、よほどエロい。あるいはエロ妄想を刺激する。
 発売時、出回りも少なかったけれど、あっという間に書店からは姿を消していて、再販でようやく購入した。

 もともとがゲーム誌の付録の四コマ漫画集で連載されていたもので、タイトル通り放課後にゲームしている高校生の男の家に彼女が来てという形でいろいろとやり取りがあるだけ。二人とも名前すらないし、そもそもどういう関係なのかも断片でしか提示されていない。学校が違っていて、家も離れているのは出てくるが、中学校の頃は一緒だったのか、違うならどんなな出会いで、どうやって恋人関係を築いたのかは全て謎。

 ともかく長い黒髪でブレザー系の制服姿、黒ストッキングという彼女の姿はそれだけで何とも魅力的。そしてキスしようとして果たせず何回か費やし、ようやくするまでの流れとか堪らないものがある。足の先弄られて妙な声をあげたりいる直接描写も良いのだけど、二人が醸し出す雰囲気が何とも言えない。まさかここまでいくとはと予想外のラストとか、ドキドキとさせられた。本当にツボつくというかどこかを猛烈に刺激してくる。
 しょっちゅう欲情しきったような顔をしているのも大きく寄与しているのだろう。

 あくまでゲームネタとかも交えた四コママンガなんだけどなあ。
 始終ゲームづけのようでいて、ちゃんと彼女を意識していてさりげなくフォローしたりする男の描写とか、理不尽でサドっぽくて我が侭放題のようでいてベタ惚れっぷりが伝わってきたり、妙に脆い面も見せる女の描写とかも良く描けているなあと思うし。
 でもエロい。どうしようもなくエロい。感心するほどエロい。良いことだと思う。

        


 

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【2009/03/03 23:58】 | 黒咲練導 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「Second Virgin」ここのき奈緒
「Second Virgin」 ここのき奈緒/コアマガジン

 短編集としては二冊目で、前の「Virgin」と同様に雑多といえば雑多にベクトルが異なる色々な作品が同居している。家庭教師先の少年に堕とされてしまう話や、電車の中での飲精行為の虜となる女子高生の話などの陵辱よりのものがある一方で、「あねかた」シリーズのような純愛とも言える姉と弟の話があったりと。
 前作での連作「トは友達のト」シリーズの新作も1本掲載されている。これなんかはコメディで馬鹿要素も含んでいるのだけど、中身見るとけっこうな陵辱ものだったりすると思う。今回も、ヒロインが知らずに恋人の目の前で開発済みの後ろを弄られて痴態を晒してしまったり、目隠ししたままで恋人と肛交させられてしまったりとか、かなり酷い。けど、あまりそうした風味はないのが不思議。しかし拡げて中まで見えそうなところを撮影するのはともかく、直腸の中をというのはエロなんだろうか。

 カバーをめくると作品解説がぎっしりと書いてあるのだけど、カラーなのに一面潰すのも勿体無いような気もする。シリーズものでも続けてぽんぽん描けずに、思いついたら描いているとの弁があり、「あねかた3」も今回は収録されず、次の本に行ってしまうのがちょっと残念。

 凌辱ものであっても、無理やり力づくでという感じは余り無くて、どこか非日常な状態に投げ込まれて理性が麻痺しているうちに異常に馴染み、いつしか堕ちてしまっているといった風情がある。この辺は物足りないという感想を抱く人もいるかと思う。ただ全編テイストは違えど、がっちりとエロという点では共通していて、極端に嗜好が限られているとかでなければ、満遍なく堪能できると思う。雑多と言うのもバラエティ豊かとも居えるし。

             

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【2008/11/25 02:19】 | ここのき奈緒 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「あれふぇち」北河トウタ
「あれふぇち」 北河トウタ/ワニマガジン社

 本のタイトルにもなっている連作「あれふぇち」の他、幾つかの作品が収録されている。一編が短いので話数が多いのは特徴かもしれない。どれも基調は明るい話で、少しバカ要素入っているようなものもの多い。

 胸の描写にこだわっているのだろうなあと思わせるカラー短編や、異性に対して催淫的なフェロモンを出してしまう姉と弟の話などもあるが、中心はやはり全12+1話の「あれふぇち」だろう。
 この連載作はキャラも立っているし、短くてもいろいろとシチュエーションが凝っていて良いのだけど、構成的には少し変。大きく分けてふたつの話で出来ているのだが、カップルの話で4話まで続いて、急にまったく別の話が始まり、そちらが終わってから戻ってくるという順番になっている。普通にカップル話を終わらせてから、義叔母の親子との同居話を始めれば良かったのにと、読んでいて思う。旅行での初体験失敗でいったん終わらせたつもりだったが、続きを望む声があったとか連載時の都合があったのかもしれないが。それでもコミックスの段階で並び替えても良かったようにも思う。

 ただ、話自体は両方とも文句無く面白い。誰もが羨むような美男美女だが実は童貞処女でというカップルが、相手は経験豊富だと思い込んでいて必死に虚勢を張ろうとするという設定だけで勝ちだと思う。互いに相手の練習の成果に驚いたり、初体験をと期して一泊旅行に出かけたものの緊張をほぐすために酒を呑みすぎて轟沈したりとかがなまじ美男美女だけに面白い。よく考えるとヒロインの方は別段ぬいぐるみとキスの練習したりしなくても良いようにも感じるが。
 カップルの出会いとか、恋人になったいきさつとかちょっと見たかった気もする。

 もうひとつの話も、従妹の少女に積極的に迫られつつも、未亡人である義叔母に惹かれていてという構図がうまく描けている。ドロドロにはしないで親子丼展開にしつつも綺麗にまとめている。コタツの中で気付かれないように口でとか、娘がしている最中の物音を聞いてしまい自分で慰めるとか、そんな中できちりとエロい描写をしている。

 次のコミックスをと期待してしまうが、この本の場合は収録作がほぼ二年間に描いたものを全部集めましたという感じになっていて、そうだとするとかなり先にならないと無理なのか。

        

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【2008/11/02 08:11】 | 北河トウタ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「ペットライフ」草津てるにょ
「ペットライフ」 草津てるにょ/コアマガジン

 コミックスのタイトルは収録作の1編「ペットライフ」から取られているけど、メインは「テンニョノハゴロモ」の連作だと思う。これと「ある日の帰り道」と「チヨリコキモノ」が、シチュエーションは違うがヒロインが男に半ば強引に関係を持たされ、ずるずると続くうちに快楽の中で虜になってしまうといった流れの作品なので、コミックス全体が堕とされモノのようなイメージがある。

「テンニョノハゴロモ」3作は年上のヒロインが多い作者には珍しく、高校生のヒロインの相手が同級生。幼馴染で好きな子がいるのに、ふとしたアクシデントから別の同級生に処女を奪われ、何度も体を重ねるうちに感じるようになり、促されるままにおねだりもするようになったり甘えた声を出してしまっ
たりという変化がいやらしい。
 3作目でこんな関係を止めてちゃんと想い人に告白すると告げて男も了解するのだけど、最後にと小さい競泳用水着を着てのプレイで何回もイカされて、今日は遅くなったから告白は断念してしまい、帰り道にまた体を弄られて蕩けてしまうという堕ちっぷりが何とも言えない。
 ただ、短編1作としてならともかく、連作の締めとしてはあまり終わった感がなくて中途半端。2作目で「生理が来ない」とか独白してそのままだったり、絶頂して放心のところを記念にと写メ撮られてしまったのも伏線と言えば伏線っぽいし、できれば続けて欲しい。ズルズルいって無闇やたらと凌辱要素を加えて野外露出させたり他の男を加えたりとかなってグダグダになるのは怖いが。そう考えるともう少し読みたいというところで終わってしまうのも良いかもしれない。

「チヨリコキモノ」は、娘の恋人と関係を持つ話で、「ある日の帰り道」は息子の友達に電車で痴漢さ
れた上に家で体を奪われるという話。子供と同じくらいの年の子にとか抵抗しつつも、体は快楽に逆らえないとか、好きな人には堪らないシチュエーションだと思う。強引にされつつもすばやく堕ちてしまうので、逆に言う事を聞かせるための凌辱などは無いのが物足りない人には物足りないかもしれない。

 女が受身という構図が多い中で、「ペットライフ」は異色作として目立っている。その昔、子供の頃に童貞を奪ったお姉さんが主人公の学校に教師として赴任してきて、昔のようにペット扱いで愛玩されかけて……という展開で、少し捻ったオチ。女上位での進め方も良い感じ。

 圧倒的な画力とか、ストーリー構成力とか、エロギミック駆使とかの点から見ると少し物足りない部分も無いではないけど、総合力としてのエロさは十二分に溢れている。ところどころの台詞とか表現とかは巧いなと感じる。よく考えれるとけっこうなキャリアを誇っている訳か。良い一冊。

        

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【2008/10/22 20:43】 | 草津てるにょ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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