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「三間坂杏子の恋愛」 ZUKI樹/竹書房
初の長編との事で、読み切りなどは含まない全九回での1冊になっている。 後輩の話とか、別のカップルと一緒に並行してするとかの話はあるにしても、ほぼ全話が同じヒロインでいうのはエロ漫画としてけっこう珍しいと思う。どうしても変化を持たせる為にメインヒロインはいても他の娘が絡んだりする事が多いから。浮気できそうなシチュはあってもさっさと回避してしまう辺りが面白くも思える。 ヒロインはお嬢様タイプに見える会社員だが実は元レディースの総長という設定で、主人公たちがそれを知ってしまう1話から始まって、終盤辺りまではそんなに大きな事件が起こったりはしないけれど、キャラの描き方も良くて面白く読めた。 過去の姿と、今のいろいろ開発されてしまっている姿とのギャップが可愛い。 エロシーンでのヒロインが同じではあっても、会社でこっそりとしてみたり、途中で初体験時の過去話を入れたり、いつも攻められているヒロインが逆襲してみたりと、シチュエーションなどに工夫を凝らしていて飽きさせないように工夫されている。 こうやって丹念に描いていると、安易に浮気させたりハーレム展開にさせなくて正解だと思う。 成人マークつきでないので修正などは大きいけれど、充分エロいと思う。 単行本としての付加要素としては、1ページの穴埋め漫画が幾つかあったり、カバー取るとおまけがあったりする。初の長編と喜んでいるのは面白かった。 |